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インタビューバックナンバー
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嶋田毅氏インタビュー
[更新日2010/07/05]
「創造と変革の志士たち ~人をつくり、知恵を広げる~」第1回
聞き手 / PE&HR株式会社 代表取締役 山本亮二郎
 株式会社グロービスは、1992年の創業以来、「ヒト」「カネ」「チエ」のビジネスインフラの構築を掲げ、成長発展を続けています。「チエ」にあたる出版事業の出版局長兼編集長を務める嶋田毅氏に、累計120万部のロングセラー『グロービスMBAシリーズ』(以下、MBAシリーズ)の誕生秘話や今後の出版事業の戦略、ご自身の近著『利益思考』、同社の成長を支えるカルチャーなどについてお聞きしました。
■世の中のビジネス・リテラシーをより高めていく
― はじめに、どういう経緯でグロービスに入られたのか教えていただけますでしょうか。
 元々は、コンサルティング会社にいました。いわゆる戦略コンサルの会社にしばらくいまして、結局ビジネスって最後は人だなということを非常に感じていました。ビジネスを作るのもやるのも人なので、人が納得して仕事をするとか、高いモチベーションで働けるとかが、ビジネスをしていく上で重要な鍵ではないかと感じていたんです。
 その後、グロービスに参加する前に外資系の事業会社に移りました。そこでの経験によって、「ビジネスは人」ということへの意識がさらに強まりました。外資系だったので、ある意味、非常にドライなところがあったんです。でも、中にいる人はほとんどが日本人でしたから、ウェットな部分もあって、ほかの多くの会社でも少なからず見られるように、会社の仕組みや制度と働いている人の意識が一致していなかったんです。頑張れる人がいる一方で、ちょっと合わないとか、ポテンシャルを発揮しきれていない人が結構いるなと感じていました。会社の仕組みを変えたり、もう少し個人へのスキル・インプットをすれば、もっとパフォーマンスを出せるんじゃないかと感じて、ビジネスって結局人だなという意識を強めていました。
 そのようなとき、創業してから日も浅いグロービスに、たまたまコンサル会社時代の知人が2人いて、おもしろい事をやっているなと思っていました。今は、経営大学院ってたくさんできましたけれども、当時は慶應ぐらいしかなかった。そういう時代に、正式な経営大学院ではなかったんですけれども、ハーバード流の経営学をしっかりと教えようとしていました。また、その教育手法を企業研修に展開していこうとしていたんです。
 経営人材育成のビジネスについては、それまでの私の感触としてもニーズがあると思いました。当時の経営書というと、学者さんが書いた硬くて読みにくいものや偉い人の自伝のようなものがまだまだ主流でした。もう少し人を育てるとか、啓蒙というと上から目線になってしまいますが、世の中のビジネス・リテラシーをより高めていくことって、すごく価値もあるし、ニーズもあるだろうなって思ったんです。それで、創業したばかりではあったんですけれども、ベンチャーもおもしろいかなと思って、参加することにしました。
― それは何年のことでしょうか。
 1994年です。29才でしたからまだ若かったですね。代表の堀が住友商事のなかで、本業と並行して事業を始めたのが1992年の1月で、正式に会社を設立したのが同年の8月9日。私が参加したのは、創業から1年半ぐらいのときです。今に比べれば本当にずいぶん小さな事務所でした。
― 入社当時は、何人ぐらいいらしたのでしょうか。
 私は社員番号5番なんですけれども、私の入った頃は、そもそも社員番号という制度が無くて、社長から順番につけましょうとそのとき正式に始まったんです。余談ですけれども、私がグロービスに入ってからしばらくの間、フルタイムの経理スタッフもおらず、年金も数カ月分抜けているんですね(笑)。年金については、当時は会社としても全然頭が回らなかった。大した話じゃないんですけれども、そういう時代のベンチャーに入ったんです。
 実際やってみると、やっぱり教育っておもしろいなと思います。非常にハードな予習を課して、ディスカッションをして、気づきを得るという学ぶ過程で、受講生は根気負けしないタフネスみたいなものを身につけていきます。事前、事後で、マインド面、スキル面の変化を見るのは、なかなか楽しいことです。世の中にとっても価値があるし、おもしろいビジネスだなというのは、1994年に入社して以来ずっと感じています。
― 入社された、最初の頃はまだ教育の部門だけだったのでしょうか。
 私が入った頃は、今みたいに部門がそんなにきっちり分かれていなかったんです。たかだか数人でしたけれども、スクール担当だとか、研修担当とか、法人営業担当とかはありましたし、合間をぬってみんなでプロジェクトチーム的に本も書くという感じでした。私が担当したのは、主にスクールのカリキュラム関係です。今では社内に専任部隊が何人もいますけれども、当時は、とりあえず責任者になって、外部講師の方とお話をしながら作っていきました。また同時に、研修でもオリジナルの教材を作らなければいけないという案件もあり、そのプロジェクトリーダーも務めました。弊社では「コンテンツ」という言い方をしますけれども、コンテンツがらみの仕事を最初に担当しました。
― では最初から、ある意味今の仕事に近しいところを担当されていたのですね。
 そうですね。コンテンツ周りの仕事が多かったと思います。
 個人的な志向としても、オペレーショナルなことをやるよりは、どちらかと言うと、何かを生み出すとか、考えてまとめていく仕事の方が割と好きなので、そういうことをメインにやってきました。今は本をメインにやっていますけれども、その間には、例えばライセンシングとか、通信教育とか、テストとか、いろんな仕事を担当しまして、それぞれ非常におもしろかったです。
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