Archive for 6月, 2011

ユニクロが生まれ、世界企業になった理由。-誇大妄想というほどの巨大な夢と圧倒的な読書量-

6月 30日 | 投稿者:Ryojiro Yamamoto | 成長企業研究, 書評, 起業家

『柳井正の希望を持とう』 柳井正著(朝日選書、2011年) ユニクロについて、オーナーでありCEOでもある柳井正氏について、今さら説明はいらないだろう。しかし、この僅か200ページ余りの新書には、人口17万人の小さな地方都市で生まれた一商店が、なぜかくも世界中で愛され、今もあくなき拡大を続けているのか、その理由と秘密が、余すことなく語られている。 柳井氏は大企業を受け継いだ御曹司でも、エリートコースを突き進んできた人間でもない。縁故で入った会社を9ヶ月で辞めて宇部に出戻り、父親が経営する2つの店を任されただけの、「町の紳士服屋の主人」でしかなかった。しかし、既製服の仕入れと販売という非効率な商売の中で、徐々にベーシックな商品に対する期待を抱くようになり、品質の良い商品をリーズナブルな値段で毎年売っていくことができれば儲かる、と考え始めるようになる。地方での、さして競争力もない... 続きを読む

『真の指導者とは』-信長、ナポレオン、毛沢東、本田宗一郎をはじめとするリーダー達に学ぶ

6月 8日 | 投稿者:店長 | 書評

『真の指導者とは』 石原慎太郎/著 起業や経営を生業にする者として、常日頃リーダーシップについて考えさせられる機会は多い。3月11日の大震災の発生により、あるべき指導者像というものについて、より一層深く考えるようになった。そのような中で、4月10日に行われた東京都知事選で約261万票を得て圧勝し、4選を果たした石原慎太郎氏が提言する『真の指導者』論に関心をもち、手に取った。第一刷は2010年7月30日、第二刷が2011年4月20日。 政治信条の違い、歯に衣着せぬ著者の発言には賛否両論あると思うが、本書では歴史工学の視点から指導者たる者がいかにあるべきか論じられており、大小さまざまな集団・組織を率いる上で示唆に富む内容が収められている。 冒頭は自立、独立について。国家、企業、あるいは個人が自立し、繁栄するということ、つまり独立を果たすのには、己の主体性を明示することだと説く。... 続きを読む

日垣隆全巻所収『電子書籍を日本一売ってみたけれど、やっぱり紙の本が好き。』を読む。

6月 6日 | 投稿者:記者 | 書評, 起業家, 電子書籍

『電子書籍を日本一売ってみたけれど、やっぱり紙の本が好き。』 日垣隆著(講談社、2011年4月) 『こう考えれば、うまくいく。』『少年リンチ殺人―ムカついたから、やっただけ《増補改訂版》』『勝間和代現象を読み解く』『電子書籍を日本一売ってみたけれど、やっぱり紙の本が好き。』の4冊を、続けて読む。視点や切り口が鋭く鮮やかであることに加え、どのテーマも、著者が深く、長く思考を重ね続けてきたものばかりであり、その年輪が、一つ一つの文章に特別な力を与えている(勝間和代~は比較的最近の現象を小冊子にまとめた、他3冊に比べると軽めのものではあるが、家族や離婚、女性の仕事などについて、同じく著者の、深く、長い思考の跡が読み取れる)。 日垣氏の本を読もうと思ったきっかけは、当書店の店主が始めたツイッターを覗き見ていたところ、たまたまタイムライン上を著者の「武勇伝」が通り過ぎ、何かな?と単純、... 続きを読む

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