『今治タオル奇跡の復活 起死回生のブランド戦略』 佐藤可士和・四国タオル工業組合著 朝日新聞出版

1月 3日 | 投稿者:FUJIO MIYACHI | 書評
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978-4-02-331339-2佐藤可士和さんがブランディングを担当した「今治タオル」の奇跡ともいうべき奮闘記。第1部を佐藤可士和さんの視点から、第2部を地元の四国タオル工業組合の立場から書かれている。これによって、ブランディングする側とされる側それぞれの葛藤や思惑が見えてくる構成になっている。

その点教科書的なブランド戦略の本となることなく、現在、そしてこれからの「今治タオル」はどのように成長をして行くのかも楽しみな作りとなっている。もちろん、ブランド戦略の指南書としての学びも十分にある。第一にすべき事は「わかりやすさ」であり、また、何が後日ネタにつながるかは分からないのでどんなプロジェクトも主な動向は映像資料として残すべきとある。これはボク自身の課題でもある。自身が手がけるイベントは小さいながらもトレイルランニング界においては新しい試みが多い。加えて、映像部分は全くもってマンパワーが欠けており適任者がいない状況である。これをよんで下さった中で自身の活動を面白いと思ってくださる方がらっしゃったらぜひともお願いしたいのだが…。

著者は言う。ブランドは「作る」ことより「守っていくこと」が難しい。「今治タオル」の努力に習って僕も更に研鑽を積まねばならない。

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