本田直之著『レバレッジ・リーディング 100倍の利益を稼ぎ出すビジネス書「多読」のすすめ』

11月 26日 | 投稿者:takuya kishimoto | 書評
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978-4-492-04269-4本書はビジネスに生かすための「読書法」について書かれた本である。「読書法」の本というといまいち想像がつかないかもしれない。大きく言えば、本書ではビジネス書を読むことの意義から始まり、本の選び方、読み方、読書後に取るべき行動について、が書かれてある。

「読書は最高の自己投資である」本書の中の一節であるが、私はこれを呼んではっとした。株やベンチャー企業への投資は結果が出るまでにある程度の時間がかかるし、そもそもマイナスになってしまう可能性もある一方で、本は読んだその日から役立つものであるし、常にプラスの方向に働くのである。本書のタイトルにもなっているように読書が100倍の利益を稼ぎ出すのである。読書を投資活動として捉える発想には驚いた。

本書で特に印象に残っているのは第4章の「呼んだままで終わらせるな!」である。これは読書後に取るべき行動について書かれた章である。私自身、良い本に巡り合ったとしても、読んでから1ヶ月もすれば具体的な内容について忘れてしまい、実践に生かせる程度にまで昇華できないのがほとんどであったため、どうにかできないかと思っていた。こうした悩みを抱えている人は少なくないのではないだろうか。そうした悩みを解決するために本書が紹介しているのが「レバレッジメモ」である。要は本の大事な部分を抜き書きしたメモのことである。これを持ち歩き繰り返し読むことで初めて本を実践に生かせるのだという。三日坊主の私にとってはなかなか面倒な作業である。しかし先述のように「自分に投資しているんだ」と思えば、これほど格安の投資はない。今後はこの方法を実践し、自己投資をしていきたいと思う。

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