世界遺産にされて富士山は泣いている

6月 23日 | 投稿者:FUJIO MIYACHI | 書評
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世界遺産にされて富士山は泣いている富士山が世界文化遺産になって1年が経過。各地で世界遺産を祝うムードで包まれる一方で、実はユネスコから大きな宿題が課せられていた。その条件をクリア出来なければ富士山は「危機遺産」リスト入りの課題もあるという…。
世界中の山を登り歩いた著者だからこそ持つ事の出来る見識。今後、富士山が日本人だけでなく、世界中の人々から愛され、憧れの地であり続ける為にはどのような取り組みが必要なのか?富士山を取り巻く現状を考える。
世界遺産に選ばれたことはゴールなのではなく、実はここからがスタート。認定された遺産をどのように守っていくか?そこが問われている。しかし、報道ではその部分が大きく取り上げられる事はほとんどなく…恥ずかしながら僕自身、2016年までに課せられた条件の事を知りませんでした。何事にもメリットがあればデメリットもある。見たくないものから目を背けるのではなく課題ときちんと向き合う。今、世界遺産となった富士山に問われているそのことはまさしくビジネスでも書かせない課題なのでは無いでしょうか?富士山の現状を知る為にもぜひ、読んでいただきたい一冊です。

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