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インターネットが登場して一〇年。いま、IT関連コストの劇的な低下=「チープ革命」と技術革新により、ネット社会が地殻変動を起こし、リアル世界との関係にも大きな変化が生じている。ネット参加者の急増とグーグルが牽引する検索技術の進化は、旧来の権威をつきくずし、「知」の世界の秩序を再編成しつつある。そして、ネット上にたまった富の再分配による全く新しい経済圏も生まれてきている。このウェブ時代をどう生きるか。ブログ、ロングテール、Web2.0などの新現象を読み解きながら、大変化の本質をとらえ、変化に創造的・積極的に対処する知恵を説く、待望の書。
序章 ウェブ社会―本当の大変化はこれから始まる;第1章 「革命」であることの真の意味;第2章 グーグル―知の世界を再編成する;第3章 ロングテールとWeb2.0;第4章 ブログと総表現社会;第5章 オープンソース現象とマス・コラボレーション;第6章 ウェブ進化は世代交代によって;終章 脱エスタブリッシュメントへの旅立ち
梅田 望夫 (ウメダ モチオ)
1960年生まれ。慶應義塾大学工学部卒業。東京大学大学院情報科学科修士課程修了。94年よりシリコンバレー在住。97年にコンサルティング会社、ミューズ・アソシエイツをシリコンバレーで創業。2000年には岡本行夫氏らとベンチャーキャピタル、パシフィカファンド設立。05年3月より(株)はてな取締役。IT分野の知的リーダーとして若い世代から圧倒的支持を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)