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わたしは19歳のとき、己の人生50ヵ年計画を打ち立てた。20代で業界に名乗りを上げ、30代で1千億、2千億規模の軍資金を貯める。40代で1兆円、2兆円規模の一勝負をする。50代である程度、事業を完成させ、60代で後進にバトンタッチする。この5つのステージを19歳のとき決めて以来、一度も変えていない。わたしがボーダフォン・ジャパンを2兆円かけて買収したのは、49歳のときである。つまり、博打を打つ最後のタイミングだったのだ。偶然による大業はあり得ない。最高経営責任者は、大業に対するビジョンを掲げ、限られた人生を一直線に進んでいくほかない。CEOが、ビッグ・ピクチャーを示すことが全ての鍵になる。孫正義が語る、ソフトバンク最強経営戦略。
序章 孫正義が語る、ソフトバンク「最強経営」哲学;第1章 孫正義、屹立の時;第2章 ソフトバンクの現在;第3章 ソフトバンク、怒濤のM&A史;第4章 球団買収と王貞治;第5章 世界20億人覇権の野望;第6章 ソフトバンクの未来像
大下 英治 (オオシタ エイジ)
1944年広島県に生まれる。一歳のとき被爆。父を失う。苦学の末、広島大学文学部仏文科を卒業。大宅壮一マスコミ塾第七期生。1970年、『週刊文春』特派記者いわゆる“トップ屋”として活躍。圧倒的な取材力から数々のスクープをものにする。月刊『文藝春秋』に発表した『三越の女帝・竹久みちの野望と金脈』が反響を呼び、三越・岡田社長退陣のきっかけとなった。1983年、『週刊文春』を離れ、作家として独立。政治、経済、芸能、闇社会まで幅広いジャンルにわたり旺盛な執筆活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)