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いくら困っても、自分だけが生き残っていこうというのではなく、苦しい中をみんなで耐えていくのだ、助け合いながら耐えていくのだという生き方を、ぜひともしていただきたいのです。経営の“カリスマ”が説く、苦境をチャンスに変える処方箋。
金融危機はなぜ起きたか(すべてはサブプライムローンから始まった;「ラクをして儲ける」方法がもたらした弊害);まずはトップが心をあらためる(思いやりの心がなければ経営はできない;苦しいときこそ助け合いながら耐えていく);オイルショックをどう乗り切ったか(受注が十分の一に落ちたときに下した決断;賃上げ凍結はどうして受け入れられたのか;社員全員が一丸となって会社を守っていく);不況を乗り切る5つの方策(考え方を共有し、社内の融和・団結を図る;徹底した経費削減で高収益体質をつくる;トップが自ら動き、営業力を強化する;新製品・新商品の開発に力を入れる;知恵をしぼり切って創意工夫に務める);必死の努力に神は手をさしのべる(一人ひとりが「誰にも負けない努力」をせよ;必死の努力は必ず報われる;人類が共存できる社会をつくるために)
稲盛 和夫 (イナモリ カズオ)
1932年、鹿児島生まれ。鹿児島大学工学部卒業。59年、京都セラミック株式会社(現・京セラ)を設立。社長、会長を経て、97年より名誉会長。また、84年に第二電電(現・KDDI)を設立、会長に就任。2001年より最高顧問。1984年には稲盛財団を設立し、「京都賞」を創設。毎年、人類社会の進歩発展に功績のあった人々を顕彰している。他に、若手経営者が集まる経営塾「稲和塾」の塾長として、経営者の育成にも心血を注ぐ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)