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共に昭和七年生まれ。十三歳で敗戦。その後、様々な精神的遍歴を踏み越えて一人は作家、一人は実業家に。その二人が長い歳月を経て、ここに出会い“魂の友”として縦横に語り合った「人は何のために生きるのか」。
第1章 同時代を歩んだソウルメイトとして;第2章 こころが乾いてしまった日本人;第3章 いま、宗教の力を問い直すとき;第4章 新しい浄土の物語をつくる;第5章 人生の転機から見えてきた「生き方」;第6章 ポジティブとネガティブの出合う場所;第7章 他力の風を受けて生きる
五木 寛之 (イツキ ヒロユキ)
1932年福岡県生まれ。生後間もなく朝鮮に渡り、47年に引き揚げ。早稲田大学文学部ロシア文学科中退。PR誌編集者、作詞家、ルポライターなどを経て、66年『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、『蒼ざめた馬を見よ』で第五六回直木賞、『青春の門』で吉川英治文学賞を受賞。81年より休筆、京都の龍谷大学で仏教史を学び、のち文壇に復帰。英語版『TARIKI』はアメリカで2002年ブック・オブ・ザ・イヤー(スピリチュアル部門)に選ばれる。同年菊池寛賞受賞。2004年仏教伝道文化賞受賞
稲盛 和夫 (イナモリ カズオ)
1932年鹿児島県生まれ。鹿児島大学工学部卒業。59年、京都セラミック株式会社(現・京セラ)を設立。社長、会長を経て、97年より名誉会長。また、84年に第二電電(現・KDDI)を設立、会長に就任。2001年より最高顧問。84年には稲盛財団を設立し、「京都賞」を創設。毎年、人類社会の進歩発展に功績のあった人々を顕彰している。他に、若手経営者が集まる経営塾「盛和塾」の塾長として、経営者の育成にも心血を注いでいる。84年紫綬褒章受章。2003年アンドリュー・カーネギー博愛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)