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1997年、高度経済成長の真っ直中にあった韓国は、ウォンの急落をきっかけに国家破綻寸前の通貨危機に見舞われ、IMF(国際通貨基金)の支援を仰ぐ事態に陥った。あれから五年、韓国は携帯電話や自動車、プラズマテレビといった国家的な戦略製品をきっかけに奇跡的なV字回復を成し遂げていた―本書は、ヒュンダイ自動車、サムスン電子、LG電子、SKテレコムといった韓国を代表する企業のモノづくりの現場を、『トヨタとホンダ』の著書で知られる塚本潔が、日本人ジャーナリストとしてはじめて密着リポート。現場に携わる者たちの肉声から、技術力に裏打ちされたパワーの源泉を浮き彫りにする。
第1章 世界市場を席巻する携帯電話(日本の携帯電話関係者が衝撃を受けたサムスンの世界ベスト3入り;米国方式を採用した戦略の勝利 ほか);第2章 世界初のインターネット家電(世界初のインターネット家電を発売したLG電子;LG電子のインターネット家電戦略 ほか);第3章 日本を脅かすデジタルテレビの技術(「テレビ世界一」日本の牙城を脅かす韓国;誤報を生んだ日本のメーカーの苦し紛れ ほか);第4章 ヒュンダイ型経営からサムスン型経営へ(チェボル解体;三菱自工とのパートナー関係 ほか)
塚本 潔 (ツカモト キヨシ)
1946年東京生まれ。慶応義塾大学法学部政治学科卒業後、「ニューズウィーク」誌の日本支社を経て、フリーに。その後、日本企業の駐在員として、北米ビジネス戦略などに携わる。帰国後は、その経験を元に、国際ビジネスジャーナリストとして、新しい視点の企業論を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)