|
|
||||||||||||||||
この書籍が含まれるグループ
|
「書物」を「電子本」に「読者」を「ユーザー」に変えるデジタル化時代の到来は、我々の経験や記憶を根本的に変容させるのだろうか。グーテンベルグからグーグルに至る歴史を辿りながら人間の想像力と技術の未来を探究する。
1 書物の過去と未来(図書館化する世界;文字と印刷;開架式の旅;言葉の筆;拡張される書物;歴史の組み方);2 歴史の痕跡(内なるグリッド;モネータと馬;新しい遺跡文化;自然のブラックボックス;国境にて;テルミヌスの変身);3 情報・群衆・芸術(琥珀の心;感性と知性のボーダレス;情報と感染学;擬似群衆の時代;見えない家具の芸術;哲学再生)
港 千尋 (ミナト チヒロ)
1960年神奈川県生まれ。1984年早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。在学中にガセイ南米研修基金を受け、南米各国に長期滞在。1985年よりパリを拠点に写真家・批評家として活動を開始。1995年より多摩美術大学に着任、現在情報デザイン学科教授。2007年、第52回ベネチア・ビエンナーレ日本館コミッショナーに就任。主要著書として『記憶―「創造」と「想起」の力』(講談社、1996、サントリー学芸賞)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)