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自動車に猛進する豊田喜一郎と慎重論を崩さない利三郎。この義兄弟が創業前夜に演じた“積極性と慎重さ”の激突こそ、トヨタの強さを理解するカギである。人物と歴史を知ることで、企業が見えてくる―。著者独自の方法論で世界最大の自動車メーカーの秘密を解き明かした大河ノンフィクション、堂々完結。
第4章 豊田家に流れる二つの遺伝子(復帰直前、喜一郎無念の死;私設自動車部発足;独断専行は佐吉の流儀;トラック量産で深まる溝;豊田の身代をかけた義兄弟対決);第5章 愚直な佐吉の生き方(創業家が君臨する世界の自動車業界;若き日の発明王の苦悩;不可能への挑戦、自動織機と環状織機;高峰譲吉の助言、「実用化は発明家の責任」;新天地求め、中国(上海)進出);第6章 発明家と事業家の狭間で(泥沼の特許紛争;トヨタとホンダのDNA(遺伝子);親子の心の葛藤;定款に「発明と研究」;小さな第一歩);終章 トヨタ社長の資格と条件
佐藤 正明 (サトウ マサアキ)
ノンフィクション作家。1944(昭和19)年、山形市生まれ。日本経済新聞社編集局産業部記者、産業部長、編集局長付編集委員、日経BP社専務取締役などを歴任。82年、「トヨタ・GM提携交渉に関する特報」で新聞協会賞(編集部門)受賞。96年、『ホンダ神話 教祖のなき後で』で第27回大宅壮一ノンフィクション賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)