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泥沼の労働争議、創業者の急死、銀行の見放し、公害批判、石油危機、円高、日米貿易摩擦、小糸製作所買い占め…。トヨタの歴史は実は危機の連続だった。問題論文「豊田章男体制の課題」を収録。
危機が成長を用意する;今なお生き続ける豊田綱領;創業者の意気込みと挫折;フォードはトヨタの先生だった;トヨタ生産方式の原点;豊田家から預かった会社;初代、二代目社長の相次ぐ死;自主開発というケモノ道を選ぶ;「クラウン」の開発に着手;トヨタの敵はトヨタ;乗用車専用工場建設;対米輸出始動;庶民に手が届く車を;自分の城は自分で守れ;「カローラ」がモータリーゼーションを起こす;業界再編劇の勝利者;暗黙知の原点は労使協調;排ガス規制に苦しむ;石油ショックが明暗を分ける;国際小型車戦争の勝者;提携先はフォードかGMか;トヨタ生産方式を米国に根付かせる;バブルに浮かれず;グリーンメーラーと直接対決;ブッシュ、クリントン政権の圧力;抜擢してチャンスを与える;奥田碩、世界一を狙っていた男;究極の高級車を創る―レクサス;プリウスという切り札;あえて世界的再編の外に身をおく;GMを射程に入れる;世界最強の自動車メーカーとは;海図なき航海;豊田章男体制の課題
佐藤 正明 (サトウ マサアキ)
ノンフィクション作家。日本経済新聞記者時代の1982年「トヨタ・GM提携交渉に関する特報」で新聞協会賞(ニュース部門)、1996年、『ホンダ神話 教祖のなきあとで』で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)