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大量生産型の産業資本主義から情報ネットワーク金融資本主義に、いま世界は急速に移行中である。戦後、驚くべき発展を遂げた日本にとって、こうした社会の変動期こそ再び跳躍する好機といえる。21世紀の日本は「平和国家」を宣言して「競争から共創へ」をテーマに、この国最大の資源である豊かな自然を活かしながら文化・伝統の多様性を重視する地方と、ものづくり・金融資本主義をより徹底する都市へ移行すべきである。日本再生に向けた「国家」経営論。
プロローグ 新しい時代の到来
第1章 世界からみた現在の日本
第2章 金融資本主義がやってきた
第3章 ネットワーク社会が産業社会を変化させた!
第4章 見えてきた二〇二〇年の日本社会
第5章 日本再生への提言
エピローグ 「共創」資本主義へ
出井 伸之 (イデイ ノブユキ)
クオンタムリープ代表取締役。ソニーアドバイザリーボード議長、アクセンチュア取締役、レッドヘリング取締役、百度取締役も務める。1937年、東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。60年、ソニー入社。スイス、フランス赴任後、オーディオ事業部長、取締役を経て、95年から2007年6月まで社長、会長兼グループCEO(最高経営責任者)、最高顧問を歴任。06年、クオンタムリープを設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)