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3万時間。企業に勤めるあなたが一生涯で会議に費やす時間です。これほどの膨大な時間を費やしているにもかかわらず、効率的でまともな会議はなかなかないのが実情です。本書の主人公、鈴川葵は入社2年目のごく普通の女の子。自分の部署でおこなわれる「グダグダ会議」にふと疑問を抱きます。「なぜ、会議はこんなにつまらないのだろう・・・」 そのことをきっかけに、彼女は会議で小さな改革を始めます。最初は、「たった一言」を口にするだけの小さな改革。しかし、そこから確実に会議は変わり始めます。小さなチャレンジを実直に積み重ねていくことによって、彼女は部署全員を巻き込み会議改革を成功させ、そして大きな成果を生み出していきます。何をすれば会議が変わるのか、実際にどう変わっていくのか? 物語を通して、分かりやすく会議改革のやり方を解説していきます。少しずつ脱皮するように会議が変わっていくプロセスを、主人公とともに追体験してください。
第1章 初めてのダメ会議
第2章 確認するファシリテーションを始める
第3章 書くファシリテーションを始める
第4章 隠れないファシリテーションを始める
第5章 Prepするファシリテーションを始める
エピローグ 2つの転機
ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズアソシエイト・ディレクター。大学卒業後、大和ハウス工業に入社。住宅の設計業務に従事すると同時に、業務改善活動に携わり、改革をやり遂げる大変さ、現場を巻き込み納得感を引き出すことの大事さを痛感する。ケンブリッジ入社後は「現場を変えられるコンサルタント」を目指し、金融・通信・運送など幅広い業界で業務改革プロジェクトに参画。新サービス立ち上げプロジェクトや、人材育成を重視したプロジェクトなども数多く支援(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)