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新たな本屋の息吹が聴こえる。ネット書店の台頭、市場の縮小、「書店空白地域」の急増―。この時代における、リアルな本屋の存在価値とは?「まちの本屋」の活路はどこにあるのか?注目の書店員、初の著書!
第1章 僕はまちから本屋を消した(まちの何でも屋としての本屋
本好きだという単純な理由で本屋の道へ ほか)
第2章 本屋はどこも同じじゃない(一冊の本を売るということに対する情熱
「ここにあるから来てください」ではなく、こちらから行く ほか)
第3章 一度やると本屋はもうやめられない(「この本のおかげで自分を取り戻せた」とレジで涙を流されて
「こんな本ありますか?」から顔なじみにする方法 ほか)
第4章 本屋には、まだまだできることがある(本を売る前に、地域の中でどんな存在でありたいか
さわや書店は「新しい外商」で何をしているのか ほか)
第5章 まちの本屋はどこへ向かうべきなのか(ネット書店とリアル書店は競合するのか
読書の楽しみは本を選ぶところから始まる ほか)
さわや書店フェザン店(岩手県盛岡)店長。1973年、岩手県西和賀町(旧・湯田町)の本屋の息子として生まれる。幼少時代から店頭に立ち、読みたい本を読み、小学生の頃にはレジ打ちや配達などもしていた。古本屋に入り浸る学生時代の後、盛岡の第一書店に就職。5年半の勤務を経て、実家のまりや書店を継ぐ。7年間の苦闘の末、店を閉じ、さわや書店に再就職。2011年より現職。地域の中にいかに本を根づかせるかをテーマに、中学校での読書教育や、職場体験の中学生の受け入れ、イベントの企画、図書館と書店との協働など積極的に行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)