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「論語とそろばん」という独自の考え方をもち、日本資本主義の父といわれた渋沢は私的利益よりも公的・国家的利益を重視し数百にも及ぶ営利・非営利団体の設立、運営に携わった。渋沢の思想についての初めての研究書。
序章 渋沢栄一思想研究のための基礎的考察
第1章 徂徠学・水戸学の正名論
第2章 初期渋沢栄一の自由主義経済思想
第3章 渋沢栄一と田口卯吉の対立
第4章 渋沢栄一『論語講義』の儒学的分析
第5章 ヴェーバー理論から見た渋沢栄一の近代資本主義的精神
第6章 晩年渋沢栄一の商業擁護論に関する根本的問題
第7章 渋沢栄一「『論語』と算盤」思想の分析
第8章 初期渋沢栄一における株式会社提唱への道程
第9章 総括
坂本 慎一 (サカモト シンイチ)
昭和46年福岡県生まれ(本籍埼玉県)。平成6年独協大学外国語学部卒業。平成9年京都大学大学院人間・環境学研究科修士課程(人間社会論講座、経済システム論)修了。平成12年大阪市立大学大学院経済学研究科後期博士課程修了、博士(経済学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)