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[要旨]
いわゆる「イスラム国」(IS)勃興の背後にあるイスラム教、EUに影響を与え続けるキリスト教など、世界中で宗教に関わる争いが繰り返されている。人間の生活に根付くようにして発展した三つの宗教と、その背景を知ることによって、日本人である私たちの考えるべき道が見えてくる。
第1章 今、イスラム教に何が起こっているのか(イスラム教の歴史から見えてくる世界
イスラム過激派の論理)
第2章 世界に影響力をもつキリスト教の現在、そしてこれから(キリスト教が世界最大の宗教となった理由
ニュースの背後にキリスト教あり)
第3章 世界情勢の根元にあるユダヤ教(脈々と続くユダヤ教の信仰
繰り返される報復の歴史)
池上 彰 (イケガミ アキラ)
1950年、長野県生まれ。慶応義塾大学卒業後、NHKに記者として入局。事件、事故、災害、消費者問題、教育問題等を取材。1994年から2005年まで「週刊こどもニュース」に、ニュースに詳しいお父さん役として出演。2005年に独立。2012年より東京工業大学教授。海外を飛び回って取材・執筆を続けている
増田 ユリヤ (マスダ ユリヤ)
1964年、神奈川県生まれ。国学院大学卒業。27年あまりにわたり、高校で世界史・日本史・現代社会を教えながら、NHKラジオ・テレビのリポーターを務める。日本テレビ「世界一受けたい授業」に歴史や地理の先生として出演のほか、現在コメンテーターとしても活躍。日本と世界のさまざまな問題の現場を幅広く取材・執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)