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戦争とジェノサイドの20世紀、それは国民国家と帝国の「文化」が世界を支配した100年だった。多言語・多文化主義を手がかりに、この20世紀の「文化」をいかに克服するかを気鋭の論者が問う。
序 歴史的徴候としての多言語・多文化主義(多言語・多文化主義をアジアから問う);1 越境と記憶―問われる共同性(共同体という幻想―多文化主義をはばむもの;「インターナショナリズム」は“饅頭問題”を越えられたか―日本プロレタリア文化運動のなかの朝鮮 ほか);2 テキスト、そして歴史を読みなおす(鼠坂殺人事件/複数の胸騒ぎをかきたてるための読書;漱石の20世紀―動く肖像写真 ほか);3 植民地主義の彼方へ(もうひとつ別の近代―植民地主義、ナショナリズム、インドという理念;ポストコロニアル・フェミニストの映像テクスト―ビョン・ヨンジュとトリン・T・ミンハを中心に ほか)
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