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太平洋戦争の日本敗北を分析した名著『失敗の本質』等、 歴史を読み解いた本は今までも多く刊行されています。 そこからさらに踏み込んで、歴史の本質を解析する技術を、 自分自身に活かすための具体的方法として記したのが、本書です。 イギリスの中学校の歴史教科書や、現代におけるイスラム国の 脅威等を例にとり、著者が外務省主任分析官として培った、 論理的で実証的な9つの方法を解説。 その上で、歴史を自分自身に置き換え、仕事や組織等の自分を 取り巻く環境の中で“したたか”に生き抜くための思考法を レクチャーします。 きっと、現状を打破する答えが、見つかります。 そしてその思考法は、あなたの強力な武器になるはずです。
序章 「生き残り」のための技術を磨く
第1章 「したたかさ」を身につける
第2章 多様なものの見方をする
第3章 「失敗」と謙虚に向き合う
第4章 複雑な問題を分解して考える
第5章 「あてはめ」で可視化する
第6章 不動とされる価値を疑ってみる
第7章 物事を考えるときのルールを決める
第8章 「思考の鋳型」は組み合わせて使う
第9章 自分の考えを自分で否定する知力をつける
終章 いま置かれた立場で「生き残る」
作家、元外務省主任分析官。1960年生まれ。85年同志社大学大学院神学研究科修士課程修了後、外務省入省。在英国、ロシア連邦日本国大使館勤務等を経て、本省国際情報局分析第一課にて主任分析官として対ロシア外交を担う。2002年背任と偽計業務妨害容疑で逮捕。09年最高裁で上告棄却、外務省失職。現在、執筆、講演活動に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)