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ナショナリズム―この奇怪なる現象の本質とはなにか。われわれを魅惑するその不可思議な力は、どこに宿るのだろうか。近代日本における、この観念の思想史的な系譜と変遷を「国体」ナショナリズムという視座から明らかにし、現在のグローバル化がもたらす地政学的な変容のただ中において、新たなる秩序構想にむけたナショナリズムの脱構築がもたらす可能性について考える。
1 ナショナリズムの近代;2 「国体」ナショナリズムの思想とその変容(基本的な視座;「国体」思想のアルケオロジー;「国体」の近代;「国体」の弁証法;戦後「国体」のパラドクス);3 基本文献案内
姜 尚中 (カン サンジュン)
1950年生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程修了。専攻は、政治学・政治思想史。現在、東京大学社会情報研究所教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)