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宇沢弘文の出発点は、社会的弱者への思いだった--。「自動車の社会的費用」「ヴェブレン論」「地球温暖化問題」などの幅広い論考を、到達点である社会的共通資本に即して総括した「行動する経済学者最後の書」。
第1部 リベラリズムの経済学と社会的共通資本(アダム・スミスからジョン・スチュアート・ミルへ
ジョン・スチュアート・ミルと木村健康先生
ソースティン・ヴェブレン ほか)
第2部 自動車の社会的費用と社会的共通資本(自動車の社会的費用
水俣病問題とむつ小川原の悲劇
「コモンズの悲劇」論争)
第3部 自然・都市・制度資本(コモンズと都市
地球温暖化の経済分析
社会的共通資本としての学校教育 ほか)
1928年生まれ。東京大学理学部数学科卒業、同大学院に進み、特別研究生。スタンフォード大学経済学部助教授、カリフォルニア大学助教授を経て、シカゴ大学教授。69年東京大学経済学部教授。その後、新潟大学教授、中央大学教授、同志社大学社会的共通資本研究センター長などを歴任。2014年死去。1997年文化勲章受章。世界計量経済学会会長を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)