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「妄想」が生み出す「戦争」の本質を暴く。気鋭の政治学者による珠玉の評論集。
1 戦争と歴史(「新しい戦争」?―近代の臨海へ;歴史観と戦争 ほか);2 ナショナリズムの現在(溢れ出す国家という「公」;ナショナリズムの逆襲 ほか);3 ナショナリズムと知識人(内的国境とデモクラシー―南原繁を中心に;丸山真男と大塚久雄 ほか);4 言語とナショナリズム(「クレオール化」と複合的なアイデンティティ;英語公用語化について ほか);5 「日本」というナショナリズム(一国主義史観を超えて―網野善彦氏との対談;歴史・拉致・在日―金時鐘氏との対談 ほか)
姜 尚中 (カン サンジュン)
1950年、熊本で生まれる。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程修了。明治学院大学、国際基督教大学を経て、東京大学社会情報研究所教授。専攻は政治学、政治思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)