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[要旨]
資本主義はますます格差を拡大していく。どうするか?格差研究の気鋭、ピケティによるピケティ入門。
第1部 (二〇〇五~二〇〇六年)ミルトン・フリードマンに捧ぐ(子供の値段
貧困撲滅のための国際課税 ほか)
第2部 (二〇〇七~二〇〇九年)公的資金注入合戦(権利を謳えば効果はあるか?
サルコジの不可能な公約 ほか)
第3部 (二〇一〇~二〇一一年)リリアンヌ・ベタンクールは税金を納めているのか?(憲法評議会と税
銀行の巨利は政治問題である ほか)
第4部 (二〇一二~二〇一四年)経済成長はヨーロッパを救うか(累進制の一般社会税vs社会保障目的の付加価値税
フランスとドイツのちがい ほか)
ピケティ,トマ (ピケティ,トマ) Piketty,Thomas
フランスの経済学者。1971年生まれ。パリ経済学校教授、社会科学高等研究院(EHESS)教授。EHESSとロンドン・スクール・オフ・エコノミクス(LSE)で博士号を取得。2013年出版したLE CAPITAL AU XXIe SIECLE(邦題は『21世紀の資本』みすず書房)が世界的なベストセラーとなり、一躍注目される。その所得格差拡大の実証研究は、リーマン・ショック後の世界経済危機で盛り上がった「ウォール街を占拠せよ」運動に大きな影響を与えた
村井 章子 (ムライ アキコ)
翻訳家。上智大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)