|
|
||||||||||||||||
この書籍が含まれるグループ
|
財界総理―。経団連会長がそう呼ばれていた時代があった。財界の意を体して政治と対峙した第2代会長・石坂泰三、政治献金の問題にスジ論で向き合った第4代会長・土光敏夫…。しかし今、そのポストに2代続けて「副会長OB」を起用せねばならぬほど、財界の人材は枯渇している。新興企業はそっぽを向き、中核の老舗企業群も余裕を失う中、「財界総本山」に明日はあるのか。一線の経済記者が肉薄する。
序章 存在意義を見失った「財界総本山」
第1章 「財界人」の枯渇
第2章 会長の条件
第3章 「財界総理」と呼ばれた男
第4章 「民僚」の原点
第5章 政治献金の両義性
第6章 スター経営者は財界総理になれない
第7章 勲章が欲しい老人たち
1959(昭和34)年福岡県北九州市生まれ。日本経済新聞編集委員。早稲田大学政治経済学部を卒業後、日経新聞に入社。主に企業取材の第一線で活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)