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新人商品プランナー・宮前久美が挑んだのは、「Appleにできて日本企業にできない壁」だった。彼女は日本が抱える課題―「高品質・多機能。でも低収益」から脱却できるのか?コトラーからブルーオーシャン、キャズム理論まで1冊でつかめる。
1 アメリカの鉄道会社はなぜ衰退したのか?―事業の定義
2 「お客さんの言いなりの商品」は売れない?―顧客絶対主義の落とし穴
3 顧客の要望に100%応えても0点―顧客満足のメカニズム
4 値引きの作法―マーケットチャレンジャーとマーケットリーダーの戦略
5 キシリトールガムがヒットした理由―バリュープロポジションとブルーオーシャン戦略
6 スキンケア商品を売り込まないエステサロン―競争優位に立つためのポジショニング
7 商品を自社で売る必要はない―チャネル戦略とWin‐Winの実現
8 100円のコーラを1000円で売る方法―値引きの怖さとバリューセリング
9 なぜ省エネルックは失敗してクールビズは成功したのか―コミュニケーションの戦略的一貫性
10 新商品は必ず売れない?―イノベーター理論とキャズム理論
日本アイ・ビー・エム株式会社ソフトウェア事業部シニアマーケティングマネジャー。1984年に慶應義塾大学工学部卒業後、日本アイ・ビー・エム入社。1991年よりIBM大和研究所の商品プランナーとしてグループウェア製品を企画し立ち上げるもバブル崩壊で大苦戦。マーケティングプロモーションの傍ら、セールスとして全国を飛び回り、3年間で多くの大規模プロジェクトを獲得する。1996年にはグループウェア製品開発チームのマネジャーとしてお客様をサポート(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)