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戦後六〇年を過ぎ、いったい日本はどうなってしまったのか。歴史の記憶を隠蔽することにより、朝鮮(韓国)・中国との関係は脆く不安定なまま。また、冷戦の崩壊は「北朝鮮危機」をもたらした。人々は逼迫感と閉塞感の漂う「希望格差社会」のなかで追いつめられている。この先に何が待ちかまえているのか!?日本という国のかたちが見えてくる本。
第1章 「戦後」と昭和の終わり(日本的オリエンタリズムの遺産);第2章 冷戦の終わりと「戦後」のゆらぎ(加速するゆらぎ;検証「天皇報道」;「第二の戦後」改革);第3章 アジアから問う戦後日本(「歴史との闘い」は終わったか;アジアとの断絶、歴史との断絶;アジアからみた改憲論);第4章 岐路に立つ「戦後」(「戦後・後」に向けて)
姜 尚中 (カン サンジュン)
1950年、熊本県に生まれる。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程を修了。ドイツ・エアランゲン大学に留学の後、国際基督教大学準教授などを経て、1998年から東京大学大学院情報学環教授。専攻は政治学、政治思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)