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世界は単純にできてない。白か黒かで割り切れるもんじゃない。でも、その多様性こそが魅力。ドキュメンタリー作家・森達也と36人の、27の刺激的な討論。僕たちの日常から、僕たちの言葉で考えるためのメソッド。
1 現代社会の最前線で(戦跡で語りあった「正義」とは何か、「善良」とは何か―姜尚中×森達也;マクドナルドは、米国の無邪気さの象徴―モーガン・スパーロック×森達也;思考停止と自己規制―元木昌彦×森達也;メディア社会のリアルと非リアル―土屋豊×大槻ケンヂ×雨宮処凛×森達也;オウムと映画―瀬々敬久×塩田明彦×森達也×いまおかしんじ(司会);人権への果てしない問いかけ―「わたし・あなた」が日常から考える―飯室勝彦×森達也+服部孝章(司会);誰が事実をねじ曲げたのか―HNK番組改変問題―辰濃哲郎×瀧井宏臣×上杉隆×森達也;「情報共同体」の果てに未来はあるか?―吉田司×吉岡忍×森達也;転校文学は“違和感”から始まった―星野智幸×森達也;映画が僕らに教えてくれたこと―井筒和幸×森達也;『男たちの大和/YAMATO』は反戦映画か!?佐藤純彌×森達也;だれもが同じ人間だと伝えること―金東元(キム・ドンウォン)×森達也;人間とは、国家とは、かくも複雑なものなのか―金東元(キム・ドンウォン)×森達也;メディアは国の責任をもっと訴えるべき―福島みずほ×森達也;ドキュメンタリーなんて知らなかった―藤原ヒロシ×森達也;「この歌はダメ」「放送できない」と決めているのはだれ?―小室等×森達也;この国に僕たちが思うこと―小林よしのり×森達也;「近代天皇制」と「愛国心」―鈴木邦男×森達也;戦前「右派」の可能性から―中島岳志×森達也;2 ドキュメンタリーの本質を問う(メディアの敗北―土江真樹子×森達也;「表現」とは何か―緒方明×森達也;テレビではできないこと―中島多圭子×森達也;テレビのタブーに挑む―日下雄一×森達也;テレビは終わったか?吉永春子×森達也;いま「戦争」を撮る理由―大脇三千代×笠井千晶×森達也;沖縄への思い―森口豁×森達也;ビデオジャーナリズムとは何か―神保哲生×森達也)
森 達也 (モリ タツヤ)
1956年、広島県生まれ。映画監督、ドキュメンタリー作家。テレビ・ディレクターとして『職業欄はエスパー』、『放送禁止歌』など数々の報道番組・ドキュメンタリーを企画・演出。ドキュメンタリー映画に『A』、『A2』(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)