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本書の特徴は、Tobinのq理論に代表される企業の利潤最大化行動に基づいた新古典派の投資理論をベースに、税制を考慮したTax‐adjusted Qと資本コストを用いて税制と企業の投資行動との関係を分析したところにある。
[目次]
はしがき
序章
第1部 成熟経済における法人税
第1章 日本の法人税の評価ー資本コストに与えた影響ー
第2章 上場企業の投資行動と法人税ー個別財務データを用いた投資関数の推定ー
第3章 中小企業の投資と税制ー優遇政策の資本コストへの効果と生産性ー
第2部 グローバル化と法人税
第4章 グローバル化における資本所得課税のあり方ー課税ベースの外形化と資本コストー
第5章 納税制度とグループ企業の投資行動ー個別納税と連結納税における投資行動の比較ー
第6章 海外直接投資と法人税負担ー日本の電気機器産業の対アジア投資の要因分析ー
補章1 Tax-adjusted Qの計測モデルおよび方法
補章2 投資国の選択と企業価値最大化問題
参考文献
参考資料
収録論文・出所一覧
索引
前川 聡子 (マエカワ サトコ)
1995年関西大学法学部卒業。1997年大阪大学大学院国際公共政策研究博士前期課程修了。2000年大阪大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。現在、関西大学経済学部助教授、博士(経済学)。公共経済学・財政学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)