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夏目漱石、ボードレール、丸山真男。悩める少年・永野鉄男が、政治学者・姜尚中になるまでに、いったい何があったのか。だれもが読んでおきたい5冊の古典でたどる、注目の論客の、青春の軌跡。
第1章 TOKYOが何だ!―夏目漱石『三四郎』(龍田山と三四郎池;「東京は太かねぇー」 ほか);第2章 光栄ある後衛になる―ボードレール『悪の華』(魔の季節十七歳;「死」を垣間見る瞬間 ほか);第3章 歴史は後戻りしない―T・K生『韓国からの通信』(命がけの記録;日本とアジアが動いた一九七〇年代 ほか);第4章 すれっからしはブレない―丸山真男『日本の思想』(唯一の「入門書」;『日本の思想』の書かれた時代 ほか);第5章 資本主義はどこへゆく―マックス・ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(もみの木の木陰にたたずむ墓;「意味」へのこだわり ほか)
姜 尚中 (カン サンジュン)
政治学者。1950年、熊本市生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程修了。エアランゲン大学(ドイツ)留学後、国際基督教大学准教授などをへて、東京大学大学院情報学環教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)