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確固としてリベラルを貫く政治家加藤紘一と、時代の趨勢を明快に論じる政治学者姜尚中が、今後の日本の課題を鋭く簡潔に指摘する。
1 強いリベラルの挑戦―加藤紘一(講演);2 ローカルからの創造―加藤紘一・姜尚中(対談);3 進みゆくべき方向―加藤紘一・姜尚中(対話);4 「東北アジア共同の家」への道―姜尚中(インタビュー);5 自由演技に入った日本―加藤紘一(インタビュー)
加藤 紘一 (カトウ コウイチ)
1939年、山形県出身。1964年、東京大学卒業と同時に外務省入省。在台北大使館、在ワシントン大使館勤務、在香港総領事館副領事、アジア局中国課次席事務官を勤めた後、1972年、衆議院議員初当選以来、当選12回を果たす。内閣官房副長官、防衛庁長官、内閣官房長官(宮沢内閣)や、自民党政務調査会長、同幹事長など、政府と党の要職を歴任。2002年に議員辞職し、750回もの小集会を開いて地元の人びととの対話から保守の原点に立ち返り、国政に復帰
姜 尚中 (カン サンジュン)
1950年、熊本県出身。1979年、早稲田大学大学院政治学研究科博士課程修了、旧西独エアランゲン大学に留学。国際基督教大学準教授などを経て、1998年、東京大学社会情報研究所教授。現在、東京大学大学院情報学環・学際情報学府教授。専攻は政治学・政治思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)