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グローバル化のもと、国籍、戸籍、言語といった国家のメンバーシップをめぐる境界がアイデンティティをめぐってどのような政治力学を形成するのか。国民国家が様々にもたらす排除と包摂をテーマに、現代日本に生きる二人の「外国人」政治学者と気鋭の哲学者が、それぞれの視座からナショナリズムに切り込む白熱の議論。
二一世紀にどう向き合うか―越境する対話の試み(早川敦子);対談 二一世紀の国家とアイデンティティ(C.ダグラス・ラミス;姜尚中;萱野稔人)
ラミス,C.ダグラス (ラミス,C.ダグラス) Lummis,Charles Douglas
1936年、サンフランシスコ生まれ。元津田塾大学教授。政治学。1960年には海兵隊員として沖縄の駐留。除隊後に日本での活動を始める。現在は沖縄を拠点とし執筆活動を行う
姜 尚中 (カン サンジュン)
1950年、熊本県生まれ。東京大学大学院教授。政治学・政治思想史
萱野 稔人 (カヤノ トシヒト)
1970年生まれ。パリ第十大学大学院修了。哲学、社会思想。津田塾大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)