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[要旨]
美しい「日本の象徴」でいま起こっていることは、日本社会が抱える問題そのものだ!複雑に絡まり合う利害関係をどう解きほぐし、国家の宝を後世の人々へと受け継ぐべきか。日本を代表するアルピニストが語った「ほんとうに質のよい観光」とは。
第1章 富士山のゴミ問題は解決したのか
第2章 「日本の象徴」の背後でうごめく人間の陰
第3章 不自然すぎる「文化遺産」への鞍替え
第4章 それでも「世界遺産ありき」で人々は動いた
第5章 熊野古道、小笠原諸島の成功に学べ
第6章 「入山規制」と「入山料」を真剣に考える
第7章 究極の切り札は「富士山登山鉄道」
終章 日本の宝物を次代に受け継ぐために
1973年アメリカ・ボストン市生まれ。亜細亜大学卒業。植村直己氏の著書に感銘を受け、登山を始める。99年エベレスト(ネパール側)の登頂に成功し、7大陸最高峰世界最年少登頂記録を25歳で樹立。以降、エベレストや富士山に散乱するゴミ問題に着目して清掃登山を開始。2007年エベレストのチベット側から登頂に成功。近年は地球温暖化による氷河の融解防止に向けた対策、日本兵の遺骨収集活動などにも尽力。亜細亜大学客員教授、了徳寺大学客員教授、東京都レンジャー名誉隊長、山梨県富士山レンジャー名誉隊長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)