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[要旨]
いつの世も、風が吹けば桶屋が儲かる。そのカラクリにさえ気が付けば、経済はとても面白い。古今東西の物語をまくらにしながら、経済の根本原理と地球経済の「今」を大胆・明快に描きだす。中学生からわかる超入門・グローバル経済。
第1章 経済を動かすもの、働かせるもの(経済活動の黄金の正三角形
経済活動の大波小波
物価が上がる時、物価が下がる時
経済は生かすも殺すも金融次第)
第2章 モノやお金が国境を超えるとき(米も醤油も道を渡れば貿易になる
通貨と経済:犬とシッポの奇妙な関係
経済政策、それは卵とさそりの鑑定術)
第3章 痺せるニッポン(日本の経済三角形
「失われた一〇年」の悲劇
フローの日本からストックの日本へ
いよいよ狂う政策の鑑定眼)
第4章 グローバル・ジャングルの住人たち(かつての王者、今は何者?―アメリカはいずこへ
一人は一人のため、皆も一人のため?―分裂する欧州経済
新種の住人たちの生態は?)
第5章 グローバル・ジャングルの全体図(グローバル・ジャングルの履歴と歴史的位置づけ
グローバル・ジャングルの基本構造とその危険的現実
グローバル・ジャングルの内なるよそ者たち)
1952年、東京都生まれ。一橋大学経済学部卒業。三菱総合研究所入社、同社初代英国駐在員事務所長兼駐在エコノミストとしてロンドン勤務。その後、同社経済調査部長、政策経済研究センター主席研究員を経て、2002年より同志社大学大学院ビジネス研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)