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安倍政権の政策では、制御不能なインフレが起きる。安易な緩和策は、問題を先送りする「麻薬」。金融政策の限界を検証し、真の改革を断行せよ。日本経済論の第一人者が通説の誤りを正す。
出版社・メーカーからのコメント
安倍政権による金融緩和策が経済再生の「魔法の杖」のごとく喧伝されているが、いかに追加緩和がなされようと、デフレ脱却は見込めない。安易な緩和策は問題を先送りする「麻薬」でしかなく、その先に待っているのは、財政規律の弛緩と制御不能なインフレである。日本経済論の第一人者が金融政策の限界を検証する。
第1章 金融政策はどう行なわれるか;第2章 効果がなかった量的緩和;第3章 大規模為替介入と円安バブル;第4章 日銀による財政赤字のファイナンス;第5章 金融緩和でデフレ脱却はできない;第6章 世界を混乱させるアメリカ金融緩和QE;第7章 金融緩和のエンドレスゲームに突入する世界;第8章 金利高騰は大問題;第9章 財政赤字と金融緩和で国家は破綻する
野口 悠紀雄 (ノグチ ユキオ)
1940年東京生まれ。63年東京大学工学部卒業、64年大蔵省入省、72年エール大学Ph.D.(経済学博士号)を取得。一橋大学教授、東京大学教授、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授などを経て、2011年4月より早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問、一橋大学名誉教授。専攻はファイナンス理論、日本経済論。主要著書『情報の経済理論』(東洋経済新報社、1974年、日経経済図書文化賞)、『財政危機の構造』(東洋経済新報社、1980年、サントリー学芸賞)、『バブルの経済学』(日本経済新聞社、1992年、吉野作造賞)等多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)