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十六世紀、フィレンツェ共和国の書記官マキャヴェリが著した『君主論』。人間と組織の本質を冷徹に分析した政治哲学は、当時“悪徳の書”と呼ばれ排撃されるも、その後、四百年以上にわたり“帝王学のバイブル”として読み継がれている。本書は、そのエッセンスを「リーダーにとって、力は約束より大切」「信頼する部下よりも、かつてのライバルを起用せよ」など、現代に合わせた大胆な“超訳”で解説。リーダー・組織のあるべき戦略から個人の強い生き方まで、混迷と停滞を続ける日本人が今こそ学ぶべきマキャヴェリの知恵。
第1章 困難な時代に人を巧みに使いこなす
(困難な時代ほど、才能ある人物を登用し、その功績に十分に報いなければならない;リーダーは、部下を二種類に分けて対応すべき ほか)
第2章 チャンスを逃さず勝利をつかむために
(相手のミスで勝利した人は、次は敗北を喫する;プロジェクトのリーダーは一人でなければならない ほか)
第3章 真のリーダーに求められる覚悟と信念
(リーダーに求められるのは、正義と力;上に立つ人は、悪評を覚悟せよ ほか)
第4章 油断や怠慢を待ち受ける罠
(弾圧で部下を恐怖に陥れるのは、組織にとって危険である;大きなミスを犯したり、どん底まで落ちた部下に重要な任務を与えるな ほか)
第5章 さらに頭脳を進化させるために
(リーダーを持たない人の集団は、無価値も同然だ;新しい秩序を持ち込むことほど、難しいものはない ほか)
本郷 陽二 (ホンゴウ ヨウジ)
1946年東京都生まれ。早稲田大学文学部卒業。光文社カッパブックス編集部で『冠婚葬祭入門』(塩月弥栄子著)のシリーズなどを担当。その後、編集企画プロダクションを設立。話し方や歴史関係の著作・プロデュースで活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)