|
|
||||||||||||||||
この書籍が含まれるグループ
|
1867年に初版が刊行された『資本論』は、経済学におけるカール・マルクスの最も重要な著作である。自由市場資本主義の脆弱さを指摘したマルクスの文章を読めば、昨今の金融不安は起こるべくして起きた事態であったことが理解できる。今日、『資本論』は、あらゆる古典のなかでも、最も大きな影響を及ぼした書物と考えられている。著者は、この絶好のタイミングを捉え、21世紀のさまざまな事例を取り上げつつ、現代のビジネス界で活躍する人々に向け、『資本論』の再評価を試みる。マルクスの指摘には、現代のビジネス手法に対する批判と相通ずる部分がかなりある。グローバル化に反対する意見の高まりと相まって、『資本論』は現代においても、140年前と変わらぬ意義を持ち続けている。
[出版社商品紹介]
資本主義の様々なほころびが見え始めた今、『資本論』の持つ意義は大きい。古典的名著のエッセンスを現代社会にあてはめながら解説。
資本主義は難破船だ!;持続可能な資本主義のために;しっかりした企業倫理を持っているか?;資本主義に良心はあるか?;トリプルボトムラインに目を向けよ;資本主義は後始末が苦手;環境経済学のすすめ;自分の殻に閉じこもるな!;現代のラッダイトたち;科学技術はユートピアをもたらすか?〔ほか〕
シップサイド,スティーブ (シップサイド,スティーブ) Shipside,Steve
英国のフリージャーナリスト。執筆分野はビジネスからコンピュータ、フィットネスと多岐にわたる
松村 哲哉 (マツムラ テツヤ)
翻訳者。慶應義塾大学経済学部卒業。「生涯現役でいたい」と、27年間勤務した百貨店を早期退職。退職直後、50歳でTOEIC990点。クラシック音楽は、「仕事以上に」詳しい。帝京大学非常勤講師、駿台外語綜合学院講師、翻訳学校「フェロー・アカデミー」講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)