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裁判員制度導入以前に、日本の裁判って裁判官って一体どうなの?どんな凶悪犯罪でも「心神耗弱」か「心神喪失」で大幅減刑、老婆が若い男にレイプされたら「了解不能」で無罪等々、全くどうかしている「バカタレ判決」に鋭く切り込む告発の書。現行の司法制度に裁判員制度を導入する「愚」について、新たに序章として加筆。
序章 裁判員制度を笑う
第1章 意外と法律問題はおもしろい
第2章 犯罪を不成立にする七つのルール
第3章 「了解不能」こそ了解不能だ
第4章 日本から尊属殺人が消えた日
第5章 裁判用語としての和姦と強姦
第6章 色恋沙汰と性犯罪のあいだ
第7章 迷走する「わいせつ」
第8章 いまだ被害者不在の男根主義
第9章 痴漢「冤罪」が絶えない理由
第10章 日本は賭博粉飾国家である
日垣 隆 (ヒガキ タカシ)
1958年、長野県生まれ。東北大学法学部卒業。書店員、配送係、販売員、編集者を経て、87年から執筆活動に入る。『そして殺人者は野に放たれる』(新潮文庫)で新潮ドキュメント賞、「『買ってはいけない』はインチキ本だ」で文藝春秋読者賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)