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桜の花が咲き、江戸が晩春に移ろう頃、佐々木磐音とおこんは小梅村にある両替商・今津屋の御寮で静かな日々を送っていた。老中田沼意次の配下が昼夜を分かたず御寮を監視していたが、やがて磐音を狙う刺客が現れ…。春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪を討つ、著者渾身の書き下ろし痛快長編時代小説第三十三弾。
■おすすめコメント
桜の季節を迎える頃、佐々木磐音とおこん夫婦は、隅田川沿いの小梅村にある今津屋の御寮にその身を移していた。神保小路の尚武館道場の門には竹矢来が組まれ、小梅村の御寮や両国西広小路の今津屋にも田沼一派の役人がその目を光らせる中、旅装束の磐音とおこんが夜の帳にまぎれ小梅村をあとにする。
著者渾身の書き下ろし痛快長編時代小説第三十三弾。
佐伯 泰英 (サエキ ヤスヒデ)
1942年、北九州市生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒。デビュー作『闘牛』以後、スペインをテーマにした作品を発表。99年、初の時代小説『密命』を皮切りに次々と作品を刊行、時代小説の旗手として高い評価を得る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)