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注連縄が大川に流れ、江戸が小正月を迎える頃、佐々木磐音、おこんらは神保小路の尚武館道場で穏やかな日々を過ごしていた。そんな折り、槍折れの達人小田平助と研ぎ師の鵜飼百助邸を訪ねるが、両国橋で予期せぬ襲撃を受け…。春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪を討つ、著者渾身の書き下ろし痛快長編時代小説第31弾。
■おすすめコメント
備前包平の研ぎを頼みに本所の鵜飼百助を訪ねた佐々木磐音は、本所深川界隈で新年の挨拶を済ませ、神保小路への帰路についていた。両国橋で只ならぬ妖気とともに立ち現れた丸目歌女と遭遇した磐音は、先の戦いで磐音に敗れた丸目高継の死と磐音への復讐を告げられる。そんな折り、西の丸家基の剣術指南役を解かれた磐音は、近日中に家基一行が鷹狩りに向かうことを知らされ……。西の丸家基をめぐり、磐音が田沼意次の陰謀に立ち向かう。著者初の上下巻。
著者渾身の書き下ろし痛快長編時代小説第31弾。
佐伯 泰英 (サエキ ヤスヒデ)
1942年、北九州市生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒。デビュー作『闘牛』以後、スペインをテーマにした作品を発表。99年、初の時代小説『密命』を皮切りに次々と作品を刊行、時代小説の旗手として高い評価を得る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)