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夕涼みの日々が続く江戸深川六間堀、金兵衛長屋。相も変わらぬ浪人暮らしの坂崎磐音だが、小田原脇本陣・小清水屋の長女お香奈と大塚左門が厄介事に巻き込まれたことを聞き及ぶ。一方、白鶴太夫にも思わぬ噂が…。春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪を討つ、著者渾身の書き下ろし痛快長編時代小説第十六弾。
著者渾身の書き下ろし痛快長編時代小説第十六弾。
佐伯 泰英 (サエキ ヤスヒデ)
1942年、北九州市生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒。デビュー作『闘牛』以後、スペインをテーマにした作品を発表。99年、初の時代小説『密命』を皮切りに次々と作品を刊行、時代小説の旗手として高い評価を得る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)