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待望久しいハーバーマスの新刊。四度にわたる来日の折に、京都を中心に各地で行った講演を収録する。ポスト冷戦、グローバリゼーション、そして次なる世紀へと歩み出す世界において、近代国家は民主制の未来像を描くことができるのか?コミュニケイション的行為を基盤としつつ、現代国家と社会の包括的な理論構築を試みるハーバーマスが、法・正義・民主制を軸に、世界市民社会のヴィジョンを力強く語る。
出版社・メーカーからのコメント
四度にわたる来日の折に、京都を中心に各地で行った講演を収録する。ポスト冷戦、グローバリゼーションの状況下での市民社会のヴィジョンを展開。ロールズ「正義論」への批判的検討、民主政理解のオルタナティヴと「協議政治」の概念について等。
第1章 異文化間の相互理解―東洋と西洋
第2章 歴史意識とポスト・伝統的アイデンティティ―ドイツ連邦共和国の西欧志向
第3章 西欧工業社会における社会国家的妥協のモデル
第4章 惨禍から何を学ぶのか―短き20世紀を顧みて
第5章 公共的な理性使用による宥和―ジョン・ロールズ『政治的リベラリズム』の批判的検討
第6章 民主政の三つの規範モデル―協議政治の概念について