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本書は…金持ちになるためにはたくさん稼ぐ必要があるという「神話」をくつがえす。持ち家が資産だという「信仰」を揺るがす。資産と負債の違いをはっきりさせる。お金について教えるのに、学校教育があてにできないことを親にわからせる。そして、お金について子供たちに何を教えたらいいかを教えてくれる。
教えの書(金持ち父さん、貧乏父さん―ロバート・キヨサキが語ったこと;金持ち父さんの六つの教え;金持ちはお金のためには働かない;お金の流れの読み方を学ぶ ほか);実践の書(まず五つの障害を乗り越えよう;スタートを切るための十のステップ;具体的な行動を始めるためのヒント);エピローグ たった七千ドルで四人の子供を大学に行かせた男の話
キヨサキ,ロバート Kiyosaki,Robert
億万長者になる方法を教えるロバートは、「金持ち養成学校の先生」と呼ばれている。ロバートは、「人々が経済的に苦しんでいる理由は、何年も学校に通いながら、お金について何も学んでいないことにある。学校で、人はお金のために働くことを学ぶ……だが、お金を自分のために働かせることは知らないままで一生を終わる」と主張する。日系四世のロバートはハワイで生まれ、子供時代を過ごした。家族の中には教育関係者が多く、父親はハワイ州教育局の局長を務めていたこともある。ハイスクール卒業後、ニューヨークの大学へ進学。大学卒業後は海兵隊に入隊、士官、ヘリコプターパイロットとしてベトナムに出征した。ベトナムから帰還後、ビジネスの世界に乗り出したロバートは、1977年ナイロンとベルクロを使った「サーファー用」の財布を考案し、会社を興した。この製品は世界的に大ヒットし、何億ドルという売上を記録した。『ランナーズ・ワールド』『ジェントルマンズ・クウォータリー』『サクセス・マガジン』『ニューズウィーク』の各誌、さらには『プレーボーイ』までが、ロバートと彼の考案した製品をとりあげている。1985年、ロバートは七カ国にまたがる国際的なビジネス教育会社を設立し、以来、何万人という大卒成人にビジネスや投資について教えてきた。1994年に47歳でビジネス界から引退したロバートがいまやっているのは、自分がいちばん楽しめること、つまり投資だ。「持てる者」と「持たざる者」とのギャップが広がることを憂えて、彼はボードゲーム『キャッシュフロー』を考案した。これは、それまで金持ちしか知らなかった「金儲けのゲーム」のコツを教える教材だ。いまの彼の「ビジネス」は不動産と小規模の会社への投資だが、本当に好きなのは教育だ。これまでビジネスをテーマとして、オグ・マンディノ、ジグ・ジグラー、アンソニー・ロビンズなどのビジネス界の巨人たちとともに多くの講演を行っている。ロバートのメッセージは実に明確だ―「自分の経済状態については自分で責任をとれ。人生は自分で切り開いていくものだ。お金と人間の関係は、主人になるか奴隷になるかそのいずれかしかない」。1時間の講演から3日間のセミナーまで、ロバートはいろいろな形で金持ちになるための秘訣を教える。クラスや講演のテーマは、投資についてのアドバイス、将来金持ちになるように子供を育てる方法、会社を興しそれを売る方法などさまざまだが、最も重要なメッセージは一貫している。それは―「あなたの中で起こされるのを待っている、お金に関す
レクター,シャロン Lechter,Sharon
妻であり三児の母であると同時に、公認会計士、玩具・出版業界の経営コンサルタントでもあるレクターは、教育に関心が深く、多くの力を注いでいる。フロリダ州立大学を成績優秀で卒業。専門は会計学。ビジネス界のトップで活躍する数少ない女性の先陣を切って、当時全米トップエイトに数えられる会計事務所に入所。その後コンピュータ会社のCEO、全国規模の保険会社の税務ディレクターなどへと転職し、ウィスコンシン州初の女性雑誌の創刊にもかかわる一方、公認会計士としての仕事を続けてきた。レクターは三人の子供を育てるうち、教育に興味を持つようになった。読書よりテレビに夢中な子供に「本を読ませる」のは至難の技だった。テレビで育った子供たちは、読書には興味を持たない。レクターは、学校の教育ではこのような子供の現状を打破することはできないと強く感じるようになった。そこで、彼女は世界初の「しゃべる本」(電子ブック)の開発に参加したが、このプロジェクトは現在巨大産業へと成長した電子ブックの先駆けとなった。彼女はいまも子供の生活に本を取り戻すための新しいテクノロジーの開発に日々いそしんでいる。自らの子供が成長するにつれ、レクターは彼らの教育に深く関わりを持つようになり、数学、コンピュータ、読書、作文といった分野で、現在の教育システムの改善の必要を強く訴える活動家となった。「現在の教育システムは今日の世界的なテクノロジーの変化にまったくついていっていません。私たちは子供たちに、彼らがこの世界で『生き残る』ためだけでなく『繁栄する』ために必要な技術を教えてやらなくてはなりません」と彼女は語る。『金持ち父さん 貧乏父さん―アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学』の共著者として彼女は、現在の教育システムの抱えるもう一つの欠陥、つまり「お金に関する知識」の欠如に焦点をあてることを試みている。『金持ち父さん 貧乏父さん』は真に役に立つ知識を学び、経済的にも豊かになることを望むすべての人にとって優れた指針となるだろう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)