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多くの教科書にその作品が採用されている魯迅は、日本で最も親しまれてきた外国の作家の一人である。その生涯を東アジアの都市遍歴という視点でたどった評伝。ハリウッド映画を楽しむ近代的都市生活者として魯迅を描きだしながら、その作品が東アジア共通のモダンクラシックとして受容されてきたことを明らかにする。
第1章 私と魯迅
第2章 目覚めと旅立ち―紹興・南京時代
第3章 刺激に満ちた留学体験―東京・仙台時代
第4章 官僚学者から新文学者へ―北京時代
第5章 恋と映画とゴシップと―上海時代(1)
第6章 左翼文壇の旗手として―上海時代(2)
第7章 日本と魯迅
第8章 東アジアと魯迅
第9章 魯迅と現代中国
藤井 省三 (フジイ ショウゾウ)
1952年東京に生まれる。1982年東京大学大学院博士課程修了。桜美林大学助教授を経て、東京大学文学部教授、文学博士。専攻は近現代中国文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)