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「知識人」は希望を語れるか。「世代間闘争」の末に見えた地平は?いまの日本は近代か、それともポストモダンか?サブカルチャーの諸問題から国家論まで、「わかりあう」つもりのない二人が語り尽くす。
はじめに 世代間闘争について
第1章 二〇〇一年―消費の変容(なぜ物語に耐えられないのか;見えない権力システム ほか)
第2章 二〇〇二年―言論の変容(雑誌は誰でも作れる;論壇誌でいかに語るか ほか)
第3章 二〇〇七年―おたく/オタクは公的になれるか(メタ化するか、空気を読むか;啓蒙か、ガス抜きか ほか)
終章 二〇〇八年―秋葉原事件のあとで(同時代の事件に責任を持つ;彼らは何に怒っているか ほか)
大塚 英志 (オオツカ エイジ)
1958年、東京都生まれ。筑波大学卒。評論家、小説家、漫画原作者、編集者。神戸芸術工科大学教授、東京藝術大学大学院映像研究科兼任講師、博士(芸術工学)。著書に『「捨て子」たちの民俗学』(第五回角川財団学芸賞受賞、角川書店)など
東 浩紀 (アズマ ヒロキ)
1971年、東京都生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。哲学者、批評家、作家。東京工業大学世界文明センター特任教授、博士(学術)。専攻は現代思想、表象文化論、情報社会論。著書に『存在論的、郵便的』(第二一回サントリー学芸賞受賞、新潮社)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)