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小沢一郎は黒か、白か!?「ここまで来ればしゃべらなあかん」「闇の政商」の告白からあぶり出す政官業「癒着」の核心。“政治とカネ”のリアルを描いたアンダーグラウンド・ノンフィクション。
出版社・メーカーからのコメント
東電・福島原発の大罪、黒い裏事情がここに! 福島原発から小沢一郎の胆沢ダムまで、汚い金の臭いがする所には、必ず“裏金王・水谷功”の影がある――。政界の裏街道でその名を知られた「闇の政商」の告白から、政官業「癒着」の核心をあぶり出した傑作ノンフィクション。そもそも福島原発では、90年代後半から多くの不祥事が起きていました。98年12月、第一原発高温焼却炉の低レベル放射性廃棄物ドラム缶が炎上。翌99年1月には、第二原発の廃棄物処理建屋から出火。極めつきが02年8月以降に公表した原子炉に関するデータの改竄……。地元住民の反原発運動は燃え上がり、当時の佐藤栄佐久知事も反原発に舵を切った。そうして運転中の原子炉すべてが運転停止に追い込まれたのです。しかし03年7月、福島原発は再稼働――。これら東電のトラブル処理において、関係者の話題となった“裏工作疑惑”がありました。そこに登場するのは、小沢一郎の「政治とカネ」問題で耳目を集めている、水谷建設元会長の水谷功なのです。この水谷功を中心に、彼の巨額の“ゼネコンマネー”に群がった権力者たちの浅ましい癒着構造の実態を暴いた本書。隠された「日本の裏」を知るための、必読の書といえます。
第1章 始動―東京地検特捜部「裏金捜査」の端緒
第2章 汚職事件―電力事業で急成長した水谷建設
第3章 摘発―検察が乗り出した談合組織の解体
第4章 裏金づくり―捜査の網をかいくぐる術
第5章 北朝鮮利権―羽田空港建設の裏工作
第6章 西松建設事件―二階俊博事務所の影響力
第7章 人脈― 政官界から芸能人まで幅広い交友
第8章 政治とカネ―小沢一郎へ渡った水谷マネー
終章 宴の終わり
森 功 (モリ イサオ)
1961年、福岡県生まれ。新潮社勤務などを経てノンフィクション作家となる。2008年、「ヤメ検―司法に巣喰う生態系の研究」、09年の「同和と銀行 ―三菱東京UFJの闇」(ともに月刊現代)の両記事が二年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)