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なぜ経済成長が幸福に結びつかないのか?懲りずにバブルに踊る日本人はそんなにバカなのか?標準的な経済学の考え方にもとづいて、確かな手触りのある幸福を築く道筋を考え抜く。まったく新しい「市場主義」宣言の書。
第1章 豊かさと幸福の緩やかな関係―リーマン・ショック後に失われた豊かさとは(本章で議論すること;『国民経済計算』の生産と消費 ほか);第2章 買いたたかれる日本、たたき売りする日本―「戦後最長の景気回復」がもたらした豊かさについて(「いざなみ景気」、「かげろう景気」、そして「戦後最長の景気回復」;状況からするりと抜け出すために ほか);第3章 豊かな幸福を手にするための働き方―競争と真正面から向き合うために(保身と嫉妬を克服する方法;合理性を超えたところでの合意形成 ほか);第4章 豊かな幸福を手にするための投資方法―持てる者の責任とは(「失われた10年」における日本経済の破壊と創造とは;「失われた10年」こそが「失われた」? ほか)
齊藤 誠 (サイトウ マコト)
1960年生まれ。一橋大学大学院経済学研究科教授。1983年京都大学経済学部卒業、1992年マサチューセッツ工科大学経済学部博士課程修了、Ph.D.取得。住友信託銀行調査部、ブリティッシュ・コロンビア大学経済学部などを経て、2001年4月より現職。2007年に日本経済学会・石川賞を受賞。主な著書に『金融技術の考え方・使い方』(有斐閣、日経・経済図書文化賞)、『資産価格とマクロ経済』(日本経済新聞出版社、毎日新聞社エコノミスト賞)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)