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天才カエサルの後を継いだ天才でない人物が、いかにして天才が到達できなかった目標に達したか―人々が見たいと欲する現実を見せるために、見たくない現実を直視しながら、静かに共和政を帝政へ移行させた初代皇帝アウグストゥス。ローマを安定拡大の軌道にのせるため、構造改革を実行し、「ローマによる平和」を実現したアウグストゥスの運命と意志の物語。
第1部 統治前期(紀元前二九年~前一九年)アウグストゥス、三十四歳~四十四歳(若き最高権力者;軍備削減;国勢調査 ほか);第2部 統治中期(紀元前一八年~前六年)アウグストゥス、四十五歳~五十七歳(“少子対策”;宗教心;アルプス ほか);第3部 統治後期(紀元前五年~紀元後一四年)アウグストゥス、五十八歳~七十七歳(祖父アウグストゥス;娘の醜聞;「国家の父」 ほか)
データなし