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日本の教育水準の低下が叫ばれる中、“情報革命の寵児”が立ち上がった。「電子教科書があれば、紙の教科書以上のことが可能になる。さらにクラウド化すれば、いろんな意味での教育改革にもつながる」と語る孫正義氏。なぜ、情報革命の事業家が教育分野への提言・助言をはじめたのか。時代が大きく変革する中で、旧態依然としている教育現場、特に義務教育の改善にITが果たす役割と可能性について、孫氏が見据える展望や熱い想いなどをまとめる。
第1章 驚き、感動のある授業が求められている!(電子教科書が授業をおもしろくする!;正解主義の授業の欠点と修正主義の必要性 ほか);第2章 孫正義はなぜ、デジタル教科書教材協議会の発起人となったのか(“失われた50年”とならないために;まずは30年後にナンバー1を目指す ほか);第3章 電子教科書で変わる授業内容(動く教科書が、好奇心を刺激する;iPadを利用した電子教科書実験も ほか);第4章 デジタル教育の功罪を、改めて考える(田原総一朗さんが危惧する子どもの「自己完結」は本当か?;自己完結型は、これまでの教育や環境のせいなのでは? ほか);第5章 孫正義が日本を背負って立つ若者に伝えたいこと(2015年が国際競争力を養う出発点;韓国における出版物の電子化が本格化 ほか)
中村 東吾 (ナカムラ トウゴ)
1958年、函館市生まれ。中央大学文学部卒業。IT関連、法律・経済関連の企画・編集・執筆ならびに、人物にスポットをあてた取材・執筆を中心に活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)