|
|
||||||||||||||||
この書籍が含まれるグループ
|
キヤノン入社の初任給でドラッカーの『経営の適格者』を買って以来のドラッカリアン、酒巻久。キヤノンでの仕事、キヤノン電子での経営でドラッカー思想を実践してきた著者が、具体的な事例をとおして、そのエッセンスについて解説する。
社長としてキヤノン電子を利益率10%超の高収益企業に変えた著者はキヤノンに入社以来のドラッカリアン。実例を挙げながら解説。
第1章 利益の出し方―経営者が、赤字を黒字に転換するためにすべきこと(なぜ利益が出ないのか→会社に「ムダ」がたまっているから;ムダを削減する効率的な方法1→時代に合わなくなった古いものを体系的に捨てていく;ムダを削減する効率的な方法2―時間のムダを一掃する ほか);第2章 自ら動く社員をつくるマネジメント―マネジャーが、社員の自主性を引き出すためにすべきこと(ドラッカーが考えるマネジメントの本質→目的は管理ではなく、個々人の能力を引き出すこと;マネジャーに求められる資質→自分の強み、弱みをまず理解する;部下の能力を最大限に引き出す秘訣→適切な目標設定と、質問による自主性の養成 ほか);第3章 変化を捉える企業戦略―ドラッカーが教えるイノベーションの意味(イノベーションなき企業は滅びる→変化への対応が企業の生命線;不況はイノベーションのチャンス→不況を乗り切るための三つの戦略;これから生き残る企業の条件→コア技術、能力の強化と、センスのある経営者の育成)
酒巻 久 (サカマキ ヒサシ)
キヤノン電子株式会社代表取締役社長。1940年、栃木県生まれ。67年キヤノン株式会社に入社。VTRの基礎研究、複写機開発、ワープロ開発、総合企画等を経て、96年、常務取締役生産本部長。99年、キヤノン電子社長に就任し、環境経営の徹底により6年で売上高経常利益率10%超の高収益企業へと成長させた手腕で注目される。キヤノン入社以来、ドラッカーの著作を座右の書として仕事をしてきたドラッカリアンであり、ドラッカー学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)